新たな提案が相次ぐオールジェンダートイレ。
その傾向を把握するためタイプ分けを試みた結果、男女の区画分けと個室の配置から4タイプに分類できた。
各タイプを採用する際の留意点と併せて解説する。
目次
元記事
日経アーキテクチュア
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/na/18/00215/072400005/
「男女共用トイレを4つに分類、区画分けと個室配置に着目」
2023.07.27
本文抜粋
事例の多くは大きく4つに分類できた。ポイントは、男性用と女性用の区画分けの有無。
区画なしについては、個室配置の違いによって、並列型と回遊型に分類した。
区画ありは、男女共用や誰でもトイレの位置が区画の内か外かで分けた。
男女区画なし並列型(タイプ1)
異性が同じ区画内で顔を合わせる思い切ったレイアウトだが、幅広い建物用途に導入されていた。
男女区画なし回遊型(タイプ2)
「男女区画なし」のトイレを設置する場合、抵抗感や不安感を持つ利用者は少なくない。その場合は、建物内の別の場所に男女別トイレを設けて、利用者が選べるようにしている事例が多い。スペース的に男女別トイレの設置が難しい場合は、「個室にそれぞれ男女共用、男性用、女性用と表示することで選択できるようにする手がある」とトイレの性的マイノリティーに詳しいLIXILスペースプランニンググループの石原雄太氏は助言する。
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