都心の“トイレが足りない大問題”の裏側で起きていること 「我慢できずに洗面台で…」

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マネーポストWEB
「都心の“トイレが足りない大問題”の裏側で起きていること 「我慢できずに洗面台で…」「“利用お断り”のコンビニも増加」「個室で着替え、食事、充電まで」」
2024.11.27

https://www.moneypost.jp/1212911

本文抜粋

連日、国内外の人でごった返す東京の街。観光、ショッピング、食べ歩きなど、目的はそれぞれだが、多くの人で賑わうなか、改めて浮上しているのが「トイレが足りない・利用できない問題」だ。生理現象である用を足すところが近くにないのは一大事。東京都心で今、何が起きているのか。“トイレ難民”になったことがある人たちの声から、その実情を探った。

トイレの行列に耐えかねた中国人が「洗面台で…」

デザイナーの30代男性・Aさんは、トイレ争いの果てに目撃した驚きの光景を明かす。

「先日、秋葉原で見た光景が衝撃でした。歩いている時にトイレに行きたくなって、家電量販店のようなビルならトイレもいくつかあるだろうし、空きがあると思い、電気屋さんに駆け込みました。

すると、トイレはあるのですが、外国人観光客も増えていることから“トイレ競争”が熾烈なっているようで、どの階もことごとく満杯でした。動くと漏れそうなので、移動するよりも待っていようと思い、脂汗を流しながら並んでいたところ、行列に耐えかねた男性が、子供を洗面台の上に抱き上げるや小便をさせたんです。話している言葉から、中国人かなと思いますが……。

あまりの驚きで、一瞬尿意が止まるかと思いました。手を洗う時、その洗面台は避けてしまいましたが、僕が知らないところでそういうことが行われているかと思うと気分が悪かったです」(Aさん)

食べ歩きスポットなのに「トイレ利用お断り」も

都会の観光では食べ歩きも醍醐味の一つだが、トイレ問題がつきまとう。IT企業に勤める30代女性・Bさんは散歩が趣味だが、「なぜかそういう街に限ってトイレがない」と言う。

「食べ歩きスポットでも、公共のトイレが充実しているとは限りません。新大久保、原宿、東京以外なら鎌倉など、食べ歩きが楽しい街は今や日本人だけでなく外国人観光客も多く、トイレの絶対数が足りない気はします。そういう街で飲食店以外でトイレに行こうと思ったら、大きな商業施設かコンビニですが、そもそも商業施設がないことも多いし、コンビニでは『トイレ利用お断り』とか、『トイレはありません』といった張り紙をするところも珍しくないです。トイレだけ借りに来る人がよほど多いんでしょうね」

確実にトイレがあるのは「駅」だが、Bさんは「駅のトイレは当てにならない」と話す。

「たしかに駅には必ずトイレがありますが、構内はともかく構外にあるトイレの場所はわかりづらいことが多い印象です。しかも個室の数は少ないし、都合よく駅の近くでトイレに行きたくなるとも限らないし……」(Bさん)

充電していて時間がかかる?

メーカー勤務の20代女性・Cさんは、「トイレが利用できるタイミングで必ずトイレに行っておくことが大切」だと話す。

「いつでもトイレが当たり前に利用できると思ったら大間違い。仮にトイレがあっても女性用は並んでいることが多く、すぐに入れないのもよくある話です。ただ気になるのは、みんなトイレが長くないですか? 中で何をしているんだと思うレベルで長い人がいますよね」

“用を足す以外に、中で何をしているのか”問題について、都心にある商業ビルの飲食店で働く30代女性・Dさんがその実態を明かしてくれた。

「私が働くカフェにはお店にトイレがなく、ビルのトイレに行ってもらう形式です。清掃業者の方に聞いた話だと、まず最近のトイレは温水洗浄便座やヒーター機能のために必ず近くに電源プラグがある。そこで充電したり、充電しながらスマホをいじる人が一定数いるそうです。なぜわかるかというと、充電器の忘れ物がけっこう多いのだとか。たしかに充電しようと思うと、しばらく個室にこもる必要が出てくるので、必要以上にトイレに行列ができてしまうことになります。

私が遭遇したなかで気になったのは、中で飲食をしていたであろうケースですね。ある時はシチューが便器に棄てられていて、めちゃくちゃ驚いたことがありました。その他、時々着替えの残骸なんかもあるので、着替えている人も多いんだと思います」

トイレに入りたい時にいつでも入れると思ったら大間違い。特に都心の混雑する場所では、Cさんの言うように、“行ける時に行く”のは鉄則なのかもしれない。

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