元記事
FRIDAYデジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/98ef8a4e23c87bf8f242ff692fb461793a917fbd
「中国でまたもトンデモ事件!バーのトイレの鏡が「マジックミラー」だった…?」
2023.02.26
本文抜粋
マジックミラーで女子トイレの中が丸見え。
とんでもないシチュエーションだが、中国で実際にあった話だ。
中国本土メディア「紅星新聞」が’23年1月14日に報じたところよると、広西省桂林市のとあるバーの女子トイレの洗面台に設置された鏡が、まさかの「マジックミラー」だったという。
マジックミラーの反対側は男子トイレで、ちょうど小便器の上から覗けるようになっていた。
その様子を撮影した動画が1月13日にインターネット上に公開されたことで発覚した。
動画を見ると、露出度の高い服を着た女性たちが鏡に向かって身なりを整えている。
男子トイレから見られているとも知らずに……。
中国の盗撮犯罪状況
日本なら大騒ぎになりそうな出来事だが、中国ではそれほどではない。
なぜならよくあることだからだ。
中国の犯罪事情に詳しい、広東省深セン市在住の日本人リスクマネジメントコンサルタントが言う。
「中国ではマジックミラーを利用した悪意ある盗撮が後を絶ちません。2018年にも北京のバーのトイレにマジックミラーが仕掛けられた事件がありましたし、2021年には、広州市のバーのVIPルームのトイレに同様の設備が置かれ、問題になりました。自己防衛を促すため、マジックミラーの見分け方を指南する動画がSNSに投稿されるほどです」
こんなに大掛かりなことをしたらバレるのは当たり前だが、なぜこんなことをするのだろうか。
前出のコンサルタントが続ける。
「こうした仕掛けは会員制の店に多いです。バーと言っても、店が雇った女性が接待するクラブのような店。それなりのステータスやおカネを持っている人しか会員になれないため、女性のプライバシーを侵害をするような行為があっても、普通は外に漏れることはありません。今回は、店や女性と揉めたのか、逆恨みした人間が暴露したのでしょう」
中国では隠しカメラによる盗撮も多い。
「マジックミラーはまだマシなほうです。いちばんタチが悪いのは隠しカメラです。ホテルの客室やトイレの個室、アパレルショップの試着室など、女性が無防備になる場所に仕掛け、そこで撮影された動画がアダルトサイトなどに出回っています。
他の事例も
2019年には、広東省深セン市にあるユニクロの試着室に、4G通信機能付きの小型カメラが仕掛けられていたことがありました。
こうしたカメラはボタンほどの小ささなので、注意していなければ気づきません。
こうしたカメラは、中国ではネットや電気街で簡単に手に入ります。
いずれにせよ、こうした行為は犯罪です。
以前、深セン市郊外にある日系企業の工場内のトイレに盗撮カメラを設置した社員が逮捕され、地元紙に実名で報じられたことがあります」(同)
常識があぶないーー。
いつかのファミコンソフトのキャッチコピーをつい想起してしまう。
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